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新日屋「GEISHA 葭町(よしちょう)芸者とお座敷遊び」 [伝統芸能]

平田牧場遊」で腹ごしらえをした後、今回のメインイベントへ!


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コレド室町3階「橋楽亭」で開催されたイベント、「GEISHA 葭町芸者とお座敷遊び」に参加してきました。

「和のコンシェルジュ」を目指して、江戸文化を身近に感じられる企画をプロデュースしている「新日屋」さんの企画のひとつです。

一般人には敷居の高いお座敷遊びを、1時間ほど体験できる企画。料金も5500円(税込、芸者花代、ワンドリンク)と、大変にリーズナブル。これで、かなり本格的にお座敷遊びを体感できるのです!

「葭町」とは東京都中央区にかつて実在した町名で、江戸時代は「元吉原」として栄えた土地。吉原が浅草へ移転した後も芝居小屋が建つなどして繁栄しました。その後、幕府の改革の影響を受けて深川から逃れてきた芸妓衆が移り住み、花街として知られるようになったとか。日本初の女優として名高い川上貞奴も、もとは葭町の芸者だったそうです。

現在、葭町の料亭は1軒、芸者は7名となりましたが、東京六花街のひとつとして伝統を守り続けています。

 




まずは新日屋のホームページから、メール・FAX・電話などで予約(イベントによって、予約方法が異なるみたいです)。当日、コレド室町地下1階にある「日本橋案内所」のカウンターにて支払いをして、整理券と引き換えます。(手配してくださったT様、感謝☆)

時間前に、コレド室町3の3階にある「橋楽亭」へ。こちらは和空間のレンタルスペースで、「和」を体感できるイベントを随時開催しているようです。


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事前に、お座敷遊びについてのパンフレットをいただきます。裏面には英語版の説明文もついています。

進行役の方から簡単な挨拶の後、いよいよお座敷が始まります!


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まずは、芸者衆によるお座敷舞を堪能。

曲は、ご当地ソングとも言える「お江戸日本橋」。

芸者衆は、八重さん(右)と、おもちゃさん(左)。地方は、ひろ姐さんと長作姐さん。

ちなみに、ひろ姐さんは芸道80年!!三味線の音もが冴え冴えとしています。長作姐さんの、艶のある歌声もさすがです!


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続いて、八重さんの舞。


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こ…この艶と色香…!!!(衝撃)


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指先まで美しく神経の行き届いた所作の連続で、ふわり、ふわりと良い香がするような、芸者衆の舞。

間近で見られるなんて、夢のようです…(*´▽`*)。

(以上、お座敷舞の写真は、カンゲキ仲間Tさまの撮影によるもの。T様、写真提供をありがとうございました!)



ひととおりお座敷舞を堪能した後は、全員参加のお座敷遊び体験!

代表的な3つの遊びを体験します。


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まずは「とらとら」。

全身を使ったじゃんけん遊び…と言ったらわかりやすいかな?「侍(和藤内)」、「虎」、「老婆(和藤内の母)」という3つの型を使って勝負します。力関係(?)は、

虎>老婆(和藤内の母)=虎は老婆を食べてしまうから
侍(和藤内)>虎=和藤内は虎を退治するから
老婆(和藤内の母)>侍(和藤内)=和藤内は母に頭が上がらないから

このようになります。

上の写真の対決では、どちらも槍を持った振りをしているので、侍(和藤内)の型。あいこです。勿論、再び対決。この後、左側のスーツの男性が勝利されました♪


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続いては、「投扇興(とうせんきょう)」。

両端から、真ん中に置かれた的(「蝶」と呼ばれます)に向かって、交互に開いた扇を投げる遊び。風雅な遊びですよね~。

これは私も体験させていただきましたが、結構難しい!おねえさんがすごく丁寧に教えてくださったのですが、なかなか巧く飛ばすことがっ出来ず、負けてしまいました。

負けた者にはもちろん、罰ゲーム。ええ、日本酒を一杯、飲み干しましたよ(笑)。八海山、美味しかったです(負け惜しみw)。


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最後の遊びは、「こんぴらふねふね」。

音楽に合わせて、台の上に置かれた徳利の袴(徳利を支えるために置かれる筒形の器)に手をついて遊ぶゲームです。袴は取り上げても良くて、袴が置かれている時と置かれていない時(相手が取り上げた時)で手の形を変えなくてはいけません。この手の型を間違えたら負け。

勝負がつかないと、歌のテンポがどんどん速くなっていきます。

この遊びは、参加された外国人の方たちの対決が白熱しました!2人ともすごくお上手で、互角の戦い!!いつになったら決するんだ、というくらいに息詰まる対決でした。

そんな固唾をのむ緊迫の戦いの中、涼しいお顔で歌のテンポをぐんぐん加速させていく地方のおねえさん方、容赦なかったです(笑)。


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イベント終了後は、おねえさん方と記念撮影できます♪

遊びの説明の時とか、この記念撮影の時に、少しだけおねえさん方とおしゃべりする機会があったのですが、皆さん物腰も柔らかくて、人を心地よくさせる天才だと思いました。嫌味なく、人を心地よい気分にさせる天才です!ここに「おもてなし」の真髄がある!と思いました。

ほんのわずかな時間でしたが、江戸時代から伝わる伝統文化を体験できて、とても楽しい時間でした。こうして身近に「和」の文化を体感できる機会があるのは良いことだなと思います。全力で遊んだ1時間でした。


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