「愛馬の日」(3)そのほかのアトラクション [KEIBA]
まだまだ続く「愛馬の日」、続いては、お昼から午後に行われたアトラクションを一挙にご紹介します。
(1)オープニングパレードの様子はコチラから、(2)母衣引/流鏑馬の様子はコチラからどうぞ。
さて、なぜあれだけテンション上がっていたのに、いきなりお昼過ぎのアトラクションはまとめてなのか?…と申しますと…
オープニングパレード、母衣引、流鏑馬と撮影した午前中の時点で、
デジカメの電池残量がなくなった
からです。←痛恨過ぎる失敗
いや、私も吃驚しましたよ!前日にしっかり充電していたはずなのに、流鏑馬を撮影して、ルンルン♪しながらふとデジカメの画面を見たら、まさかの「電池残量がなくなりました」の表示!きっと、最大の画像サイズで、「スポーツ撮影(連写)」で撮影しまくっていたからでしょうが…それにしても大きな痛手でした。
というわけで、これから先は携帯電話のカメラ機能を使っての撮影のため、どうしてもズーム撮影に限界があったのと、それによって画質が悪くなっているから、あまり良い写真がなさそうなのです。すみません…。
まずは、全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」関東地区代表決定戦!
全国で予選が開催されていたジョッキーベイビーズ。
各地区の優勝者は代表として、10月11日(日)に東京競馬場での決勝戦に出場できます!
出走前に、ちゃんとG1ファンファーレが流れて興奮しました(笑)。
続いては、北海道から出張してきてくれた、ばんえい競馬!
ミルキー号とバンチャンガンバレ号によるデモンストレーションです。
ばんえい競馬は、400~500キロもある鉄そりを馬に曳かせ、全長200メートル、途中2ヶ所の障害(坂)のある直線コースで力と速さを競うレース。
明治時代の開拓期に北海道で誕生したこの競馬。当時、開拓民にとって馬は農耕馬として重宝されていました。その馬の価値や力を試すために、当初は2頭の馬を互いに引っ張らせて競っていたそうですが、明治の終わり頃から過重をかけたそりを曳かせて競う方法に変わったそうです。
ばんえい競馬に出走する馬はばん馬と呼ばれ、体重は約1トンにもなります。そして、曳き馬による競馬は、世界中を見ても、ばんえい競馬ただひとつなのだそうです。
かつては北海道の数か所で開催されていましたが、現在は帯広の1ヶ所のみで開催されています。
坂の前で息を整えてから、一瞬の気合を合図に一気に駆け上ります!
砂煙をあげて、500キロもある鉄そりを曳いていくばん馬たちの迫力に圧倒されました。
出店していたキッチンカーで昼食を買い、いそいそと食事を済ませて、グラスアリーナへ移動。
続いては、宮内庁主馬班(再び)による古式馬事芸能、「打毬(だきゅう)」です。
白の装束を身にまとった組と、紅の装束に身をまとった組の、2組による競技です。
1組につき、馬は4騎。
バスケットコート2つ分くらいの敷地の正面に「毬門(きゅうもん)」と呼ばれる櫓が建てられ、その真ん中に空いている丸い穴の中に自分の組と同じ色の毬を投げ入れる競技です。毬の数は決められていて、その数の毬をどちらが早くすべて投入できるかを競います。
中央アジアが発祥だそうで、西洋へ伝わったのがポロ、東アジアへ伝えられたのがこの「打毬」だとか。日本には8~9世紀に朝鮮半島から伝わり、奈良・平安時代には端午の節会(せちえ)の際に行われていたそうです。
白毬(しろだま)が入ったら鐘を、赤毬(あかだま)が入ったら太鼓を鳴らして合図とします。
青い毬門のところに、白い小さな円形のお皿みたいな印がいくつもぶら下がっているのが見えますでしょ?白組がうまく毬を穴の中に入れたら、鐘の音とともに、白い円形の印はスッと引き上げられて見えなくなります。円形の白い印が見えなくなったら、白毬が全部穴の中に投げ入れられたということで、試合が終了するわけです。
今回は、紅組の勝利~。
写真の通り、勝利チームは馬上のまま退場しますが、負けたチームは下馬して退場するのが習わしなのだそうです。
続いては、馬事公苑所属馬による、ドリームホースショーです!
ショーの準備ができるまでの間、お馬さんたちがご挨拶。
可愛い…(*´▽`*)
*
まずは、アンダルシアンホースによるホースダンス。
4頭のアンダルシアン(種類)が、音楽に乗って美しい動きやフォーメーションを見せてくれました!
ううう…イマイチ凄さが伝わらない写真ですみません…。
やり切った笑顔が眩しい騎手さんと、お馬さん。
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続いては、ジャンピング(障害飛越競技)の披露。
軽トラックの上を飛越するパフォーマンスも難なく成功させて、大きな拍手が贈られていました!
2020年の東京オリンピックでも馬術競技の会場となる予定の馬事公苑。見に行ってみたいけど、凄い人なんだろうな~…。
ピカピカの馬体。
どのお馬さんも、やる気がみなぎっていて、すごい迫力です。
少しだけ、クロスカントリー競技のデモンストレーションも見ることができました。観客席の真横を駆け上がっていく様子に、大きなどよめきと歓声が起きました!
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そして、ファンタジックホースショー。
あ…あまりにも遠すぎてすみません…。
「ファンタジックホースショー」は、手綱やムクチなど、馬具から解放された馬を操って様々な芸を披露するショー。オープニングパレードでお茶目な一面を見せていたルシターノ種のネレイダ号とピノータ号の姉妹によるショーです。
おお~、立ち上がってる~!(遠いよ~)
写真左側にご注目!
前脚を折って伏せた馬の腰の部分に、何も着けないで人間がひとり、立っています!よほど訓練されていないと、できない技ですよね。
「ほほほほ、人間の皆さん、思いきりワタクシを称賛するが良いわ☆」
ティアラもつけてる!可愛い~~!!(*^_^*)
ルシターノ姉妹の美しさだけでなく、プロ意識にも心の底から感嘆いたしましたよ~。
グラスアリーナでのアトラクションを締めくくったのは、警視庁第三方面交通機動隊騎馬隊による「レプリーズ」。
赤と青のコーディネートが鮮やかで素敵ですね!
「レプリーズ」とは、音楽に合わせて人馬一体となった団体競技。
こちらの騎馬隊は、ふだんから交通整備や国の儀式などで活躍しているんですよ。
また、隊員(隊馬?)の多くは、かつて競走馬としてターフを走っていたサラブレッド。第二の馬生として、交通安全を守る業務を担っているのですね。
詳しくはコチラのページへ。お馬さん達の紹介(競走馬だったお馬さんは旧名も)や、1日の生活の様子が紹介されています。
→警視庁騎馬隊(警視庁)
いろいろな音楽に合わせて、軽やかにステップを踏みながら、演技を見せてくれます。
これは、円を描くように走らせながら、その円を小さくしていったり、大きくしていったり。一定のスピードで円の大きさを変えて走るので、人馬ひと組ひと組だけでなく、全体への目配りが必要です。
これまた大変わかりにくい写真ですが…( ;∀;)
こちらは、中心の馬1頭を軸にして、くるくると回る演技。全人馬の足並みがそろわないと綺麗に回ることができません。これは人間でもなかなか難しい技なのに、人馬一体となって行うとなると、余計に難しいと思います。
人馬、チームともに息もぴったりの素晴らしい演技でした!
朝から夕方まで、めいっぱいお馬さんに触れた1日でした。残暑を思わせる日差しの中、ほとんど立ちっぱなしで疲れましたけれども(笑)。
たくさん馬の魅力に触れることのできた1日でした。
次回、「馬とのふれあい」編で締めくくりたいと思います。
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