「麗人 REIJIN-Showa Era- コンサート」＠蘭寿さんにロックオン。

2015年7月22日（水）　渋谷公会堂　18:30公演

【出演】

杜けあき
高嶺ふぶき
稔幸
えまおゆう（絵麻緒ゆう）
姿月あさと
湖月わたる
彩輝なお
貴城けい
蘭寿とむ
壮一帆

【演奏】

宮間利之とニューハード ほか


【らんとむレポ】

元宝塚のトップスター達が昭和の名曲をカバーしたアルバム「麗人 REIJIN -Showa Era-」の発売記念コンサートに行ってきました。当然の如く、蘭寿さんロックオンです(笑)。


★杜さん始め、上級生に「ちっちゃい子」と言われる蘭寿さんと壮さんの最下級生82期が、可愛くて可愛くてたまりません♪


★衣装を何パターンか用意されている方が多い中、蘭寿さんは前半も後半も白のカシュクールっぽいノースリーブのトップスに黒のアンクルパンツ、黒のパンプスで、右腕にシルバーのブレスレットという、とてもシンプルな衣装。


★しかし、恐れ多くもトリを務めた「瑠璃色の地球」の時だけ、パープルレッドのマーメイドドレスを着て登場！！


胸元が深くV字が入っているのですが、布地を豊かに使用しているので程良いゆるやかさがあり、素敵でした。アクセサリーは前述のブレスレットのみ。シンプルなのにゴージャスなオーラをとてもとても美しくて神々しくて、私にとっては、、


女神降臨…!!


の瞬間でした。自己プロデュース能力が抜群に高い人だなぁと、改めて感動しました。


★クリアーなハイトーンヴォイスで、「夜明けの来ない夜は無いさ…♪」と蘭寿さんが歌いだした時、思わず涙がぼたぼたと零れ落ちました。いきなり鼻をすすりだしたので、隣の席の方が目に見えて吃驚されていました(笑)。優しく語りかけるような蘭寿さんの歌声に、うっかり心が解けてしまったかのようでした。


★「哀しみにくじけそうな時も　あなたがそこにいたから　生きてこられた…♪」

うんうん、うんうん。うえーん！！・ﾟ・(ノД`)・ﾟ・

その言葉（歌詞）、そっくりそのまま蘭寿さんにお返ししても良いですかっ！（←意味不明の逆ギレ）


★間奏の時、ふっと顔を上げて、スーッと2階席を見渡したのですが、その時の…何と言ったら良いのでしょう、無垢な純粋さを湛えた瞳と、幼い少女のような頼りなさと無防備さを思わせる表情が、息をのむほどに透明感にあふれていて、目が釘付けでした。

いつの舞台も慈愛と包容力にあふれている蘭寿さん、あんな表情も見せてくれるのですね…。まだまだ、彼女の引き出しには私たちが観たことのない表情や眼差しが隠されているのでしょう。


★出演者全員がそろっての挨拶。蘭寿さんは下手端にいるのですが（←最下級生ポジション）、他の出演者の挨拶を聞いている時の蘭寿さんの姿勢が芸術的過ぎます。マイクを支える腕の角度と言い、身体の向け方、顔の角度…まさに、まさに


女神降臨…!! （←2回目）


の瞬間でした。

DVDをお買い求め予定の方、ぜひ、蘭寿さんの芸術的立ち姿を心行くまで拝んでくださいませ。


★第一部で歌った「セカンドラブ」も、良かったです。「恋も二度目なら　もう少し上手に愛のメッセージを伝えたい…♪」。しっとりと歌う蘭寿さんの姿に、「おうおう、ウチのらんとむを泣かせたら、ただじゃおかんからな！」と、何故か見えない相手に喧嘩を売りに行きそうになりました(笑)。


★そんな蘭寿さん、トークも絶好調でした。やっぱり蘭寿さん、色々な神様に愛されてる(笑)。


★第2部のペア場面。壮さんと一緒に客席を回って、少しだけインタビューなどする蘭寿さん。

蘭寿さん、お年を召した方にマイクを向けます。


※以下、意訳


蘭寿 「昭和の名曲でお気に入りの歌はありますか？」（と、マイクを向ける）

お客さん 「……」（←少し聞きとれない）

蘭寿 「？」（←聞きとれない様子で、マイクを近づける）




「ガッ」




蘭寿 「はっっっ！！すみませんっっ！！

ワタクシ、

お客様の歯にマイクを当ててしまいましたっっ！！」


なんと蘭寿さん、お客様に近づきすぎたあまり、その方の歯にマイクを激突させてしまうという大失態(笑)。

狼狽しながらも蘭寿さん、頑張ってお客様から声を取ろうと全力を尽くします。


蘭寿 「申し訳ありません、大丈夫ですか……。で、お好きな曲とかありますか？」（←諦めないw）

お客さん 「ザ・ピーナッツ」

蘭寿 「どういったところがお好きなんですか？」

お客さん 「……わ……ら……」（←「昭和そのものだから」と仰ったようだが、少し途切れがちのお声）


蘭寿 「…はいっっ！！

良い笑顔を、ありがとうございましたーっっ！！

すみません、気のきいた返しができなくてっっ！！（てへぺろ☆）」


蘭寿さん、色々とぶっちぎるの巻(笑)。

ああ、私のつたない表現力では、あの時の可笑しさと蘭寿さんのテンションを的確にお伝えすることができません。


★ただ一つ言えることは、蘭寿さんのかわいさ無限大ということです（←キリッ）。


★蘭寿さんの他には、湖月わたるさんの自在なパフォーマンスにも感動しました。

「オリビアを聴きながら」では、米倉涼子さんも真っ青、というような美脚を見せつけ（←これがまた、スカート丈とブーツの丈と「絶対領域」の面積のバランスが言う事なし！）、「UFO」では女性らしいミニスカートの貴城けいさんと対照的に黒の革パン。「勝手にしやがれ」では豹柄のシャツにパンツで、現役時代の男役を彷彿とさせる濃密な色気！わたさんも自己プロデュース能力が凄く高い方なのでしょうね。


★ヒデとロザンナになりきって、「愛の奇跡」を歌う杜けあきさんと高嶺ふぶきさん。高嶺さんを見つめる杜さんの眼差しがちゃんと男役のそれになっていて、思いがけず心身が火照りました(笑)。2人が寄り添う時、さっと高嶺さんが膝を曲げて娘役の体勢になっていたのも、微笑ましかったです。


★はわわ～……、それにしても蘭寿さん、本当に本当に素敵でした…。もうね、彼女がステージに登場してくれるだけで、涙があふれてきてしまうのですよ。「好き過ぎて泣く」パターン、大暴走です(笑)。ありがとう、ありがとう蘭寿さん（涙）。（←また泣いてる）


杜さんや稔幸さんも仰っていたように、宝塚OGが集結していながら、宝塚の名曲が一切登場しないと言う異色のステージでしたが、なかなか新鮮でした。これを機に、昭和の名曲をじっくり聴き直してみるのも良いなぁと思えるコンサートでした。

麗人 REIJIN-Showa Era- [ REIJIN ]

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• 価格: 3,240 円

【第1部】

若いってすばらしい（S41　槇みちる）／全員

メドレー1

01.ギャランドゥ　（S58　西城秀樹）／姿月あさと
02.プレイバックPart2　（S53　山口百恵）／えまおゆう
03.センチメンタルカーニバル　（S52　あおい輝彦）／貴城けい
04.オリビアを聴きながら　（S53　杏里）／湖月わたる
05.TAXI　（S62　鈴木聖美 with Rats&Star）／彩輝なお
06.カナダからの手紙　（S53 平尾昌晃・畑中葉子）／高嶺ふぶき
07.真赤な太陽　（S42 美空ひばり）／稔 幸
08.東京の屋根の下　（S24 灰田勝彦）／蘭寿とむ
09.また逢う日まで　（S46 尾崎紀世彦）／壮 一帆
10.お祭りマンボ　（S27 美空ひばり）／杜けあき（湖月わたる、貴城けい、蘭寿とむ、壮一帆）

メドレー2

11.愛のメモリー　（S52　松崎しげる）／高嶺ふぶき
12.手紙　（S45　由紀さおり）／彩輝なお
13.あなたの空を翔びたい　（S53　高橋真梨子）／姿月あさと
14.哀愁のカサブランカ　（S57　郷ひろみ、B.ヒギンズ）／えまおゆう
15.ワインレッドの心　（S58　安全地帯）／稔 幸
16.SWEET MEMORIES　（S58　松田聖子）／貴城けい
17.愛は不死鳥　（S45　布施明）／壮 一帆
18.セカンドラブ　（S57　中森明菜）／蘭寿とむ
19.ろくでなし　（S40　越路吹雪、S.アダモ）／湖月わたる
20.愛の讃歌　（S28　越路吹雪 /S25　E.ピアフ）／杜けあき


【第2部】 　

21.UFO　（S52　ピンク・レディー）／湖月わたる＆貴城けい
22.学園天国　（S49　フィンガー5）／稔幸＆えまおゆう
23.恋のフーガ　（S42　ザ・ピーナッツ）／姿月あさと＆彩輝なお
24.愛の奇跡　（S43　ヒデ＆ロザンナ）／杜けあき＆高嶺ふぶき
25.ブルーシャトウ　（S42　ジャッキー吉川とブルーコメッツ）／蘭寿とむ＆壮一帆

26.夜来香　（S25　山口淑子[李香蘭]）／高嶺ふぶき
27.黒い花びら　（S34　水原 弘）／壮 一帆
28.人形の家　（S44　弘田三枝子）／彩輝なお
29.別れの朝　（S46　ペドロ＆カプリシャス）／えまおゆう
30.勝手にしやがれ　（S52　沢田研二）／湖月わたる
31.いい日旅立ち　（S53　山口百恵）／貴城けい
32.恋　（S55　松山千春）／杜けあき
33.恋人よ　（S55　五輪真弓）／姿月あさと
34.恋人も濡れる街角　（S57　中村雅俊）／稔 幸
35.瑠璃色の地球　（S61　松田聖子）／蘭寿とむ
36.見上げてごらん夜の星を　（S38　坂本九）／全員

コメント 4

なぜだかちょびゅっと安心しました…（笑）

スゴ美華な麗人達の事はおいといて…

『此のバンドをそう使うのね……贅沢もん！』

☆『宮間利之&ニューハード』…山木幸三郎氏のアレンジとバンドの技量が相まって最高にモダンでした。
☆『森寿男&ブルーコーツ』…行きたかった月一の銀座山野のコンサート（学生の分際で(/_;),

☆『高橋達也&東京ユニオン』…三木敏悟氏との｢北欧組曲」は其のテイストで若者の心にJAZZの灯を点した。

☆『北野タダオ&アロージャズオーケストラ』…関西の雄と呼ぶには素敵過ぎる宗清洋氏を擁して活躍……………等々。

もうね、おばちゃんは果てしなくピントをずらしまくった麗人コンの宵でした。

ことほど左様に『蘭寿とむ』という御方は、懐かしき縁の糸を再び繋いでくれます。


『ブルーコーツ』五十嵐氏の「ロータスブロッサム」おやすみのテーマにオススメです（笑）


バンマスのバリソロにOGさん男前な掛け声入れてあげて欲しかった…フォッ！!


勝手なツボで乱入御免遊ばせ。
by アナスタシア (2015-07-24 11:50) 

ほおお～、こんな素敵なコンサートがあったんですね!
私が短い期間タカラヅカにはまっていた頃トップだったのが杜さんの世代でした。懐かしいお名前を見て感無量です!
CDも気になりますね～。
by mami (2015-07-24 20:59) 

アナスタシアさま

コメント、ありがとうございます。

アナスタシアさまにとっては、青春の一時代にジャストマッチした選曲とキャスティングだったようですね。その世代の方たちには、たまらなく懐かしく、愛おしい時間を過ごされたことと思います。蘭寿さんの「瑠璃色の地球」、心に溜まった澱が浄化されていくようでした。

by ★とろりん★ (2015-07-26 15:51) 

mamiさま

nice!とコメント、ありがとうございます。

ほお～！一時期少し宝塚にはまっていらした時期があるというのはお聞きした事があるのですが、杜さんの世代でしたか！それは懐かしい顔ぶれですよね。

「CDも気になる」との事でしたので、楽天ブックスのリンクを貼り付けておきました。興味があればぜひ(笑)。
by ★とろりん★ (2015-07-26 15:58)