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ちいさな光が歩んだ道を照らす [旅]

昨年のことになりますが、旅の記憶に残った風景をご紹介します。まずは、宮崎県。

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青島対岸の浜辺に立つ、幸せの黄色いポスト。

黄色いポストは全国数か所にありますが、宮崎県内ではこの1か所だけ。昨年7月に設置されたそうです。もちろん、郵送物を投函することできますよ~。


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すぐ近くには、宮崎出身の歌人・若山牧水の歌碑もあります。


檳瑯樹(びろうじゅ)の古樹(ふるき)を想へその葉陰 海見て石に似る男をも


「檳瑯樹」とは、青島周辺に群生するヤシ科の亜熱帯性植物です。


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浜辺の対岸には、青島。

かつて、一般の人々は青島へは渡ることが禁じられていたため、人々はこの対岸から島にあるお社に向かって祈願していたのだそうです。今では橋が出来て、誰でも渡ることができます。

橋を渡って、青島神社へお参りしました。


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この門をくぐる右手前に、「玉の井」があります。

この井戸の前で、山幸彦と豊玉姫が出逢ったと語り伝えられています。


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青木繁「わだつみのいろこの宮」(1907)


海に囲まれた青島ですが、この玉の井から湧き出る水は、不思議な事に全く塩分を含んでいないそうです。

玉の井では、「海積祓い(わだつみはらい」という祈願ができます。

人形(ひとがた)をした紙に願事をしたため、玉の井の水をたたえた甕の中に浮かべます。人知れず願事を唱えながらその神に水をかけて、その神が綺麗に溶けると願事が成就すると伝えられています。


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拝殿

彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト/山幸彦)・豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト/山幸彦の妻)・塩筒大神(シオヅツノオオカミ/山幸彦をワダツミノミヤ行くことを進めた神様)の三祭神をおまつりしています。

夫婦の神様がおまつりされているということで、縁結びの神様として知られています。


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島のほぼ中央に鎮座するのが、元宮(もとみや)。

まるでジャングルに迷い込んだかのような錯覚さえ覚える、深い深い森の向こうにひっそりとたたずんでいます。


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この周辺では、土器なども発掘されており、かなり古い時代から祭祀が行われていたようです。


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お参りを終えて、島内をぐるりとお散歩。

「鬼の洗濯板(洗濯岩)」と呼ばれる、ユニークな形状の岩が連なります。1934年に、国の天然指定記念物に認定されています。

はるか遠くに見えるのは、日向青島灯台。


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数百万年かけて、日向灘の荒波が生みだした自然の造形。





市内へ戻り、宮崎神宮にもお参りしました。

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二の鳥居近くにあるのは、ラクウショウ(落羽松)の古木。樹齢100年を越えているそうですよ。


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この樹の下に来ると、何だかいつもホッとします。


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参道。丁寧に掃き清められています。

鳥のさえずり、風に揺れる木々のざわめき、踏みしめる玉砂利の音、行き交う人々のひそやかな声などを聴きながらこの参道を歩くのも、好きな時間のひとつです。


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青い空と、どこまでも伸びていきそうなヤシの木。

実はこれ、宮崎市内最大の目抜き通りのアーケードから撮影したんですよ。


どんな季節に訪れても、太陽の光があふれている場所。そんなイメージの強い宮崎です。



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