9年ぶりの松竹座 [ワタクシゴト]
大阪松竹座にて、四代目中村鴈治郎襲名披露 二月大歌舞伎を観劇しました。
松竹座に入るのは、2006年1月以来ですから、まる9年ぶり。本当に久しぶりの松竹座ですけれども、客席に座って「有職麗華」の緞帳を目にした途端、すっかり馴染んでしまいました。
10年ちょっと前は、歌舞伎興行がかかるたびに、ウキウキしながら劇場に通ったなぁ…。
魁春丈の『京鹿子娘道成寺』(と、梅玉丈の聞いたか坊主w)を心と記憶に焼き付けておきたくて、2~3日ごとに幕見に通って、後半は劇場係の方々と顔見知りになっていたなぁ…(笑)。
ここで『新・三国志Ⅱ』を観劇した時に亀治郎(現・猿之助)丈の踊りに一瞬で心を奪われて、彼の踊りの場面見たさに当日券に並んだなぁ…。
『新・三国志Ⅱ』千秋楽も当日券に並んでいたら、楽屋入りする三代目猿之助(現・猿翁)丈に偶然お会いして、「千秋楽おめでとうございます」とお伝えできたのが嬉しかったなぁ…。
あの時、たまたま行列で隣り合わせてお話しさせていただいたご婦人、数ヶ月後に別の劇場で再会した時は嬉しかったなぁ…お元気かなぁ…。
どんなに時間が経っても、温かく迎え入れてくれる劇場の空気が、愛おしくてなりません。
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