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第69回 京おどり(宮川町) [伝統芸能]

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2018年4月8日(日) 京都・宮川町歌舞練場 12:30開演 

「第69回 京おどり 天翔恋白鳥」

第一景~第四景 天翔恋白鳥(あまかけるこいのはくちょう)
ミヤズヒメ ふく光
タケル   君綾
傾城夜烏  吉華
キビツ   ふく紘
新造(黒鳥)田ね文 君ひろ とし純 とし輝
禿(黒鳥) 里春
白鳥    ふく愛 ふく鈴 小凛 富美夏

第五景 ご維新百五十周年
立方    美恵雛 ふく紘 ふく愛 ふく鈴 ふく兆

第六景 京おどり 鉄道唱歌
立方    ふく葉 ふく佳 叶千沙 ふく光 弥千穂 吉華

第七景 いろはにほへと
立方    小はる ふく朋 君とよ ふく音 富美芳 千賀遥 千賀明 千賀すず
三味線   叶幸 とし恵美 ふく弥 菊弥江
鳴物    とし夏菜 菊つる 小梅 富美毬 君有

第八景 宮川音頭 
      全員

【地方】
唄   富美祐 ちづる 君勇 君奈
三味線 千賀福 小扇 とし真菜 多栄

【点茶出番】
点茶 ふく尚
控  小えん 

* * *

祇園五花街のひとつ、宮川町の「京おどり」を観劇してきました。

まずは開演30分前からふるまわれる、お茶席へ。
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この日は芸妓・ふく尚さんによる点茶。シアター形式で整列して着席するとどんどんお菓子とお茶が配られていくのですが、お席によっては控の舞妓さんがふるまいに来て下さいますよ!

ふく尚さん、めっちゃ美人[黒ハート] お点前も美しくて、眼福、眼福[揺れるハート]
あ、もちろんお茶も美味しくいただきました!

ではでは、客席へ。

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2階席から撮影。唐破風の装飾が壮観!!これぞ日本の美の極致ですね。

さて、舞台の方は、前半に舞踊劇、後半にその年のテーマに添った曲、そして最後は「宮川音頭」で総踊り、という構成。

今回は、OSK日本歌劇団の作品の演出なども手がけている北林佐和子による舞踊劇「天翔恋白鳥」に、明治維新150年と言う事で、文明開化をモチーフにした舞踊作品などを楽しみました。

「天翔恋白鳥」は、日本神話でも有名なエピソードであるヤマトタケル伝説に、バレエの名作「白鳥の湖」のあらすじが融合するという斬新かつ大胆すぎる発想から生まれた舞踊劇。

すなわち、ミヤズヒメが白鳥(オデット)で、タケルがジークフリード王子。ロットバルトは「傾城夜烏」という女性の姿で登場しますが、この傾城夜烏はタケルに滅ぼされた一族の娘、という設定。日本舞踊と洋舞の合体…!!(エッセンスだけ)

いろいろと突っ込みどころの多い設定かつ展開ではありますが(笑)、それでも白鳥に姿を変えたミヤズヒメの寂しげな佇まいと腕から手を翼に見立てる動きの優美さは絶品。傾城夜烏の凛とした鋭い眼差しと強さを感じさせる機敏な所作には、洗練された美しさを感じました。

ラストは天国へ旅立ったタケルとミヤズヒメの連れ舞。夢のような美しさでため息を連発してしまいました。

後半は、明治維新150周年を記念した「鉄道唱歌」をアレンジした舞踊が印象的でした。東京駅から京都駅までの汽車の旅。背景の書割が電車の車窓のように左から右へ流れて風景が変わっていくので、本当に汽車に乗って旅をしているような気分も楽しむことができました。

舞妓ちゃんたちによる初々しい「いろはにほへと」のあとは、全員総踊りでの「宮川音頭」。煌びやかで華やかで夢にあふれていて、これぞ日本の伝統美!

桜舞い散る中、日本の春を心ゆくまで満喫しました!




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