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カンゲキ記録☆2017 [アワード]

皆さま、大晦日、ゆっくり過ごされていますか?

今年はさらに観劇回数が激減してしまいましたが、締めくくりもかねて、今年の観劇記録を少しだけ…。

***

★初春文楽公演 昼の部『寿式三番叟』『奥州安達原』『本朝廿四考』
(国立文楽劇場/1月3日)

大阪の伝統芸能と言えば、文楽!歌舞伎でも大好きな「廿四考」がやっぱり良かったですね~。


★宝塚歌劇月組公演『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
(宝塚大劇場/1月19日)

月組新トップスター・珠城りょうの大劇場お披露目公演。5組中最も学年の若い珠城ですが、あふれる包容力、大らかさ、暖かさは天下一品!前代からトップ娘役を務めている愛希れいかが、「水を得た魚」ならぬ「たまきちを得たちゃぴ」のように呼吸が自由になって、さらに舞台が伸び伸びと輝きを増したように感じます。


★二月花形歌舞伎『金閣寺』『連獅子』
(大阪松竹座/2月5日)

梅枝くんの雪姫がとにかく可憐で、健気で、かわゆらしかった~~~[黒ハート]


★宝塚宙組公演『王妃の館』『VIVA!FESTA!』
(宝塚大劇場/2月13日、20日、27日)

宙組トップ娘役・実咲凛音の卒業公演。小説をミュージカル化した作品でしたが、適材適所で、本当に良かった。予定されていたような大団円でしたけれども、そこへ向かうまでにきちんとそれぞれの人物の造形とバックグラウンドが丁寧に描きこまれていて(ちゃんと観客が想像できやすいような脚本になっていて)、ラストシーンはいつも心がほんわりと温もり、主人公とヒロインの新しいスタートに心をときめかせたものです。

ショーはタイトル通り、世界の「フェスタ=祭り」をテーマにしたショー。中でも中詰めのソーランは素晴らしかった!!「未来へ」と合わせて、今後、宙組にとって大切な大切なダンスナンバーとなっていくのではないでしょうか。


★京おどり 『竹取物語』『月華抄』
(宮川町歌舞練場/4月9日)

友人に誘われて、初めて拝見した京おどり。お茶席もあり、楽しめました。第1部は「竹取物語」をテーマにした舞踊劇、第2部は宮川町で大切にされている踊りを。フィナーレは宮川町の舞妓・芸妓さん総出演で、なんとも言えない華やかさと壮麗さ、日本の様式美がぎゅぎゅ~っと濃縮されていて、眼福でした。


★ミハル・カニュカ"チェロ・ロマンティック・マスターピース"
(ピアノ/三輪郁)

(京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ/4月18日)

【曲目】
◆シューマン:アダージョとアレグロ op.70

◆シューマン:幻想小曲集 op.73
◆シューマン:民謡風の5つの小品 op.102
◆ラフマニノフ:幻想的小曲集より “メロディー” op.3-3
◆ラフマニノフ:ヴォカリーズ op.34-14
◆ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19 

チェロ特有の深みと温もりのある音色を堪能した一夜。

この日一番のクライマックスとも言える曲の途中、ピアノの鍵盤の一部が上がらなくなるというアクシデントが発生。気づいたカニュカが曲間にピアニストの三輪を気遣うような仕草を見せたのですが、「何てことないわ」とでも言うように微笑みんがら軽く首を振り、カニュカに演奏の続行を促して、本当に何でもなかったかのように最後まで弾き切った三輪。その男前っぷりに心の底から惚れ直しました。


★宝塚歌劇雪組公演『幕末太陽傳』『Dramatic"S"!!』
(宝塚大劇場/5月15日)

早霧せいな&咲妃みゆ、雪組トップコンビのサヨナラ公演。映画原作をミュージカル化した舞台でしたが、映画の手法を舞台に輸入するというのは、難しいものだなあ…と実感しました。


★朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion』
(梅田芸術劇場メインホール/6月6日)

朝夏まなとの魅力満載のライブステージ。J-popメドレーの「二人のアカボシ」が懐かしかったなぁ~!!


★宝塚歌劇花組公演『邪馬台国の風』『Santē!!』
(宝塚大劇場/7月1日)

仙名彩世ちゃん、トップ娘役就任おめでとう!!

瀬戸くんは相変わらず(?)イケメン悪役が似合う!!けれど彼の持ち味は性格もイケメンの「イイ男」の役で発揮されるんだから!!でも相変わらず色々滴ってた!!(*ノωノ)イヤン☆

ショーで水美舞斗(女役)と踊るデュエットが、もう何だか色々凄すぎました!!(≧▽≦)キャー☆


★日本センチュリー交響楽団 第218回定期演奏会
(指揮:ヤーノシュ・コヴァーチュ/チェロ:イェンス=ペーター・マインツ)
(シンフォニーホール/7月8日)

【曲目】
◆リスト:交響詩「前奏曲」 S.97
◆シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129
◆コダーイ:ハンガリー民謡「飛べよ孔雀」による変奏曲
◆コダーイ:ガランタ舞曲

『「飛べよ孔雀」による変奏曲』が、本当に本当に本当に素晴らしかった!!指揮者とソリスト、そしてオーケストラが一体となった演奏。パズルのピースが全てピタリとあてはまったかのような快感と高揚感を味わいました。


★関ジャニ∞ライブツアー『JAM』
(大阪ドーム/7月21日)


2年ぶりの関ジャニ∞のライブ参戦!とにかく楽しすぎました!横山くん、やっぱりめっちゃ男前やったー!!!(≧▽≦)ノシ☆


★宝塚歌劇宙組公演『神々の土地~ロマノフたちの黄昏~』『クラシカル・ビジュー』
(宝塚大劇場/8月27日、9月17日、9月19日)

宙組トップスター、朝夏まなとのサヨナラ公演。そして、伶美うららをはじめとして、宙組を華やかに美しくリードしてきた娘役スター4名が一斉に卒業するという、とても寂しい出来事でした。

お芝居は、上田久美子先生渾身のあて書きと言っても良い秀作。ロシア革命前夜のロマノフ王朝…という非常に重く暗い時代を、緊張感をもって描きながらも、救いとわずかな光を見出せるラストシーン…。

そして、トップ娘役には就任できなかったものの、この作品で「ヒロイン」として見事な存在感を示した伶美うらら。彼女はどこまでも美しく、どこまでも凛としていて、その瞳が揺らぐことはありませんでした。

伶美うらら、という「歌劇のヒロイン」を「歌劇のヒロイン」として立たせる覚悟をし、その覚悟を表現する上田久美子先生の才能と手腕、そしてその期待に見事に応えた伶美に、ただただ、「有難う」と伝えるしかありません。


★宝塚歌劇月組東京公演千秋楽ライブビューイング『All for One』
(TOHOシネマズなんば/10月4日)

「たまきちを得たちゃぴ」第二弾(笑)。今、この時に愛希れいか、というトップ娘役が月組にいて、そしてそのトップ娘役を包むトップスター・珠城りょうが月組にいて、そして美弥るりかが、月城かなとが、宇月颯が、暁千星が…いま、このメンバーが月組に存在してくれて、有難うーーーー!!!と、難波の空に向かって愛を叫びそうになる作品でした。

やはりこの作品でも、演出家(小池修一郎)の才能と手腕こそが舞台を成功に導く根幹にあるのだなぁと実感しました。

それにしても、フィナーレのデュエットダンスのリフト…あれ、どこがどうなったらちゃぴがあんな風になるんですかね!?やっぱりリフトは、する方もされる方もちゃんとスキルとテクニックが無ければ観客を魅了できませんよね~。

これからも月組トップコンビが楽しみです!


★能と和歌 狂言『連歌盗人』 能『安達原』
(大槻能楽堂/10月29日)

このたび、めでたく日本芸術院会員に選出されました山本東次郎先生!!

その山本家が、なんと大阪の舞台に立たれると言うではありませんか!これは行かずとして何とする!!という気迫と勢いで、行ってまいりました大槻能楽堂。

久しぶりに東次郎先生の舞台は、いつもと変わらない張りのあるお声。一言発せられるだけで見所(けんしょ)が春風のように温かく柔らかな空気に包まれるような気配がして、懐かしさと感激で思わず涙がこぼれました。

関西の能楽堂に足を踏み入れるのは初めての事だったのですが、すごーく狭かったです…。指定席と自由席も見分けがつきにくかったし…。また機会があれば、ほかの能楽堂も探検しなくては。


★ミュージカル『アダムス・ファミリー』
(豊中市立文化芸術センター/11月18日)

しばらくブランクのあった私を歌劇ファン生活へ戻るきっかけを作ってくれたのが、当時月組トップスターになったばかりの真琴つばさでした。卒業してから彼女を舞台を観るのは、今回は初めて。

登場した瞬間のオーラ、佇まい、空気感…。それは、当時私が大劇場の空間で浸っていた「真琴つばさ」の持つそれと全く変わっていませんでした。女性として美しく変化しつつも、「芯」の部分は当時も今も変わっていないんだな、それがマミさん(真琴)だな、と実感することができて、本当に嬉しかったです。

あと、随所随所に見せる仕草や表情…時々「あれ?おかしいな…マミさんの舞台観るのは16年ぶりなのにな…私、こーゆー表情する人、最近見たことある…」と思っていたら…ハッと思い当たりました。


瀬戸くん…!!!!Σ(゚Д゚)


そっか、そうですよね、瀬戸くん、マミさんのファンになって、「あの舞台に立ちたい!」って宝塚を目指したんですもんね…。たぶん、口紅の入れ方ひとつにしても、すごくマミさんのお化粧を研究しているんだろうな…。

なんだか、思いもよらないところで過去と現在が結びついて、その不思議なめぐり合わせに感動した1日でした。


★宝塚歌劇宙組東京公演千秋楽ライブビューイング
『神々の土地~ロマノフたちの黄昏~』『クラシカル・ビジュー』
(TOHOシネマズ伊丹/11月19日)

サヨナラショー付きの千秋楽ライブビューイング。トップスターとしてのプレお披露目のころから(全国ツアーは除いて)ずっと見守り続けていた男役なので、感慨深い思いで見守りました。

これからも、朝夏まなとの大きな瞳に映る未来が輝きにあふれていますように。


***


結果的に、リピート観劇、ライブビューイング観劇含めて、観劇回数は20本となりました。…それでも20本…(笑)。

最近は、観劇以外にやりたいことや趣味(と言って良いのかな?)も出てきて、来年はさらに感激回数が少なくなりそうな予感です。

「カンゲキ☆アワード2017」と「スター☆オブ・ザ・イヤー2017」は、年明けになりそうな予感ですが、興味のある方は覗きに来てくださると嬉しいです。

2017年もいよいよ終わりですね。皆様にとって、今年はどのような1年でしたか?

私は、そうですね、自分の中で色々と少しずつ変化が見られた1年だったかな…と思います。この十数年、オフは観劇一筋だった生活から、少しずつ他の事に興味が移っていったかな…ということがあったり、仕事の内容も色々と変化があったり…。

その中で、より深く、強く感じるようになったのは、当たり前のことでもある「感謝」の気持ちでしょうか。こうして、大きな病気も怪我もせず、1年を過ごせたことにひたすら感謝しています。

来年も、感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごして、そしてまた1年後の今頃、感謝の思いを大切に抱きしめていられたら良いな、と思います。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!


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