カンゲキ忘年会☆江戸東京博物館 [展覧会]
気がつけば、今週で2014年も終わり。い、1年って早いですね…!(←毎回言っている気がしますけどw)
何とかかんとか仕事も納めて、冬休み。さっそくカンゲキ仲間の皆さんと忘年会を開催しました。
お昼前に両国駅に集合~。
「両国 國技堂」さんにて、軽めの昼食をいただきました。
玉子寄せ雑煮(730円)
お出汁がよく効いて、ふんわり玉子も優しい味わい。
お団子(1本120円)
私が頼んだのはみたらし。注文を受けてからお団子を焼いてくださるようで、表面には香ばしい焼き目。表面はカリッ、中はフワフワ&モチモチという、絶妙の食感!美味しくいただきました~。
腹ごしらえした後に向かったのは、「江戸東京博物館」。
こちらで開催中の、「探検!体験!江戸東京展」(~3月8日まで)を見学してきました。28日から1月5日までは冬期休館ですので、ご注意くださいね。
現在、常設展示室をリニューアル工事中の江戸東京博物館。その常設展示の数々を特別展示室に凝縮させて展示することで、江戸~東京の歴史をコンパクトに詰め込んであります。
江戸開城から現在の東京まで、貴重な資料の数々が一堂に会しており、歴史好き、江戸東京好きにはたまらない展示ですよ!
しかもこの展示、写真撮影OK!(※フラッシュ撮影はNG)
ご紹介したい史料は山積みだったのですが、ここでは特に私の心を撃ち抜いた品の数々を少しだけ…。
「遠山金四郎の起請文(きしょうもん)」
起請文とは、人が契約や請願をする際、その内容に書かれている内容を覆さないように神仏に誓う文書を言います。
守るべき事項を書き記す部分(前書)と、それを破った場合に自分に罰を下す神仏の名を書き記す部分(神文)に分けられるそうです。
遠山金四郎景元と言えば、北町(南町)奉行として、そしてテレビドラマでも有名な、「遠山の金さん」ですよー!そして、来年の『風の次郎吉』で、瀬戸かずやくんが演じるお役ですよー!!(←宣伝)
さて、そんな金さんが書いた起請文。どんな内容が書かれているのかと言うと…。
「痔になってしまい、勤務で馬に乗ることができないので、9月から来年1月までの5ヶ月間、駕籠での出勤を申請します」という、結構せっぱつまった内容でした(笑)。
「遠山金四郎」の字と、花押(印鑑)がはっきりと見えますね。
「梅樹螺鈿提重」
見事に紅梅と白梅が表現されていて、ため息がでる優美さ。
螺鈿で、こういった色味を見るのはあまりないので、興味深かかったです。
「実用自動車(東京)市内遊覧双六」
実用自動車というのは、現在のバス。都営バスの前身でもある東京乗合自動車が発祥のようです。ちなみに、東京乗合自動車が開始した「遊覧バス」は、現在の「はとバス」の前身になるそうです。
そのバスに乗って、市内の観光名所遊覧を双六にしたもの。当時の最先端スポットが目白押しです!
「振り出し」は、実用自動車の配車センター。
ここに電話をかけて実用自動車を呼ぶ、という体で双六がスタートします。
宮城(現在の皇居)と東京駅を中心にして、ちゃんと方角に添って名所が描き込まれていますよ~!
こちらには、日本橋、三越、国技館、上野、靖国神社、亀戸天神…などが見えますね。
こちらの面には、白木屋、松屋、松坂屋、歌舞伎座、帝国劇場、日比谷公園…などが見えます。
ちなみに「工場」というのは、「パンク」「故障」などの目に入った時に一時的に移される場所。いわば「1回休み」です(笑)。
双六は当時、家庭ゲームとしては大流行していたようで、雑誌の付録にもなっています。
雑誌「少女の友」の付録、「少女買物競争双六」。
右下のエントランスフロアを振り出しに1階から順番に双六で進み、最上階の大食堂で上がり。
少女雑誌らしく、洋服や小物など、ショッピングしながら双六を進めていくスタイルが良いですね。
カンゲキ仲間的にツボだったのは、楽器売り場。
ピアノと三味線が、同時に販売されているのですよ~!洋装の親子と和装の女性という描写の対比もお見事。当時の文化情勢がこの1マスで伝わってくるようです。
当時の流行雑誌「キング」と「赤い鳥」。
現在の天皇陛下が皇太子時代、美智子さまとのご成婚が決まった時に発売された「皇太子殿下 美智子さん 花嫁きせかえ」。
花嫁道具として、当時の庶民の憧れだった家電機器が描かれているのが、微笑ましいですね。
「皇太子さまおめでとう ご婚約記念シール」
こちらも、婚約が決まった時に発売された記念シール。お二方のご結婚がどれほどセンセーショナルな出来事だったのか、すごく伝わって来ますよね。
* * *
今回は、展示だけではありません。なんと江戸時代、東京近世の乗り物や道具などを、実際に手に触れて体験することができるのです!
こちら、大名駕籠。
靴を脱いで、中に入って撮影することができます!
もちろん、入って撮影しましたよ~(笑)。中は、思っていた以上に広く感じられました。戸を解放していたからかも知れませんが…。小さいですが棚もしつらえてありました。
「大人用三輪車」
こちらも勿論、乗れます!他にも人力車や輪タク、前輪が大きい自転車などなど、東京近世を往来していたであろう乗り物に実際に乗ってみることができます!
カンゲキ仲間で大はしゃぎして写真撮影しまくり。ポージングやアングルにまでこだわり抜くものですから、他のお客さんが半笑いでした(笑)。
いや~、思った以上に堪能!ものすごい達成感でしたよ!(笑)。
特別展会場入口の前に掲げられた、巨大熊手。
よ~く見てみると、「現在の東京」を象徴するものも加わっています。
ほら!スカイツリーです!
こういう遊び心、大好きです!今年の厄を祓って、福をたくさん呼び込むことができそう!
忘年会は、まだまだ続きまーす。
カンゲキ記録☆2014 公開中です!
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